〈実務〉
【新着】

ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊を媒介とするデング熱に対して、抗ウィルス効果のある薬剤の開発の兆しが見られている。

(デング熱、初の治療薬開発に光明 新たな化合物発見 afpbb.com/articles/-/336… via @afpbbcom #調剤  #感染症  #デング熱)

【概要】

デング熱とは、蚊を媒介として感染するウィルス性の熱帯病であり、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹などが主症状とされている。

ヤブカ属のなかでもネッタイシマカやヒトスジシマカが主なベクターとなり、DENVの4つの血清型に対して終生免疫を獲得するが、異型の連続感染すると重症化する。

デングウィルスの潜伏期間は、4-7日であることが多く、8割が無症状で1割強が軽症となり、1割弱に重症例、致死例が見られる。

〈研究〉
【分析】

戦後の都市化や温暖化により、宿主となる人やベクターの可動域が広がるにつれて、世界では毎年1億人以上が罹患し、風土となるのは、7割がアジアで3割がインドである。

ワクチンや治療薬の開発が進められているなか、ベクターコントロールとして、グッピーなどの水性生物を用いて蚊の幼虫を捕食させる生態駆除の試みも行われている。

デングワクチンは、4種すべての血清型に有効な薬剤でなくては、異型感染による抗体依存性感染増強(ADE)による重症化のリスクがあるため、有効性と安全性を備えた4価のワクチン開発が求められている。

治療薬の候補とされている抗ウィルス作用を有するRNAポリメラーゼ阻害剤などは、デングウィルスのタンパク質が発見されて以来、日米欧を中心に開発が進んでいる。

〈教育〉
【対策】

有効で安全なワクチンや治療薬が期待されるなか、共生細菌としてボルバキアを利用したベクターコントロールや、蚊帳、DEET製剤などのインセクトシールドを活用した防蚊による感染症対策が必要である。

【参考】

『モスキート』

1994年にアメリカで製作されたゲイリー・ジョーンズ監督による作品である。

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地球に不時着したエイリアンを吸血することで巨大化した蚊が人類に襲いかかるパニックアクションスリラーである。